なんとか治したい 吃音矯正所にすがる人々 週刊金曜日 2003年7月25日(469号)

「……自分で選んで受けて今も続けようとしてる訳です。そのやる気を失わせる気持ちにさせる物ならば正直見たくも聞きたくもありません」という言葉が、その中にはあった。/中学時代から吃音に悩まされている。だがあるとき、偶然立ち読みした本で<該当の矯正所(記事中実名)>のことを知り、そこにはこれまでの悩みの答えがずばり書いてあると感じ、迷いはあったがとりあえず《通信指導》を受け始めた。そしてその後《実地指導》へと切り替え、月に一度のペースで半年間、関西から日帰りで東京まで通い続けたのだという。/問題は事実なんかじゃない。 信じたいという気持ちを壊すようなことはやめてくれませんか……。そんな思いが「神様みたいな存在」という言葉からにじみ出ている気がした。
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初めて雑誌に掲載されたルポで、『吃音 伝えられないもどかしさ』を書こうと思う発端となった記事です。
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