新刊『10代のうちに考えておきたい「なぜ?」「どうして?」』(岩波ジュニアスタートブックス)が2023年2月に発売になります。

久々の新刊が来月発売します。

『10代のうちに考えておきたい「なぜ?」「どうして?」』
(岩波ジュニアスタートブックス)

です。

岩波書店が2021年に創刊した、中学生を対象としたシリーズの一冊です。

2018年から「月刊すこーれ」という雑誌で、子どもの素朴な疑問に答えるというような連載をやっていて、それを書籍化した形です。「科学」「社会」「心」の3分野に分けて、計45の問い&自分なりの回答と、書き下ろしのエッセイが3つほど載っています。

とても平易な言葉で書いた本ですが、いま自分が若い世代に伝えたいことを、問いに乗せて、心を込めて綴りました。一番伝えたいことは、問いの答えや知識ではなく、問いを持ち、自ら考えることの大切さです。

中学生、10代はもちろん、大人の方にも、ちょっと何かを考えるきっかけになればと…、よろしければ読んでいただければ嬉しいです。

どうぞよろしくお願いいたします。

読売新聞書評欄「ひらづみ!」『心はどこへ消えた?』(東畑開人著、文藝春秋)

読売新聞月曜夕刊 本よみうり堂 の「ひらづみ!」欄の書評コラム、担当5回目は、臨床心理士の東畑開人さんの『心はどこへ消えた?』を紹介しました。記事に書いた通りですが、東畑さんの、軽妙ながらも実に考えさせられる文章は、とても魅力的です。前作『居るのはつらいよ』は大きな話題となり、大佛次郎論壇賞も受賞した名作ですが、こちらも本当にいい本です。両方ともぜひ。

第三文明社の教育誌『灯台』9月号にインタビュー掲載

第三文明社の教育誌『灯台』9月号に、インタビューを載せていただきました。
「吃音と向き合う中で」というタイトルで、『吃音 伝えられないもどかしさ』の文庫化をきっかけとして、ここ数年に感じていることをお話しし、まとめていただきました。吃音がテーマですが、やり切れない出来事が多い中、さまざまな生きづらさを抱えている人をはじめ、他の人への想像力の大切さを改めて痛感している、といった内容を多く載せてくださいました。